2025.02.04 - Shopify
WordPressにShopify Buy Buttonを設置する方法
はじめに
WordPressでECサイトを運営されているクライアントから「Shopifyへ移行を検討しているが、一気に移行するのは難しい」というご相談をいただきました。特に、決済システムの利便性向上を希望されていたため、段階的な移行手段としてShopifyの「Buy Button」機能を活用する提案をしました。
実際にこの方法を導入し、運用開始後にスムーズにWordPressとShopifyを併用できた事例もあります。本記事では、そのユースケースを踏まえながら、WordPressにShopifyのカートボタンを設置する方法をご紹介します。
課題
WordPressで構築されたECサイトは、以下のような課題を抱えることがあります。
- 決済システムの柔軟性が低い:決済手段の追加や管理が大変
- 在庫管理が煩雑:手動での更新が必要な場合がある
- スケーラビリティの課題:ビジネスの成長に伴いECシステムの拡張が必要
- Shopifyへの移行のハードルが高い:WordPressから完全移行するには時間がかかる
こうした課題を解決するためWordPressの既存サイトを運用しながらShopifyの「Buy Button」機能を利用してスムーズな移行を実現する方法を解説します。
Shopify Buy Buttonを活用した段階的移行のアプローチ
Step 1: ShopifyのBuy Buttonを有効化する
- Shopifyの管理画面にログイン
- 「設定」→「Sales Channels」から「Buy Button」を追加
- 「Buy Button」を作成し、商品を選択
- カスタマイズ(ボタンのデザイン・テキスト変更)
- 「コードをコピー」ボタンを押してコードを取得
Step 2: WordPressにBuy Buttonを設置する
サンプルのためこのサイトに導入した例です。
Step 3: 段階的な移行戦略を立てる
- まずは一部の商品からShopifyのカートに移行
- WordPressの決済システムと並行運用
- アクセス解析をしながら最適な移行プランを検討
- 最終的にShopifyへの完全移行も視野に入れる
導入のメリット
この方法を採用することで、以下のメリットが得られます。
- Shopifyの決済システムを導入できる:多様な決済手段に対応
- スムーズな移行が可能:いきなり全てを移行するリスクを回避
- 運用負担を軽減:在庫管理や注文管理をShopifyに集約
- ユーザー体験の向上:よりスムーズな購入フローを提供
このように、WordPressにShopifyのBuy Buttonを設置することで、低リスクでECサイトを進化させることができます。段階的に移行することで、運営の負担を軽減しながら、よりスケーラブルなEC環境を構築していきましょう。
むすび
- WordPressからShopifyへ一気に移行するのは負担が大きい
- ShopifyのBuy Buttonを活用すれば、WordPressのデザインを維持しつつ決済機能を強化できる
- 段階的にShopifyへ移行することで、スムーズにEC運営を移行可能
Shopifyの導入を検討している方はShopifyのBuy Buttonを活用することで段階的な移行を進める手段として活用できます。
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